上司と会社を相手取り初の”セクハラ訴訟”
解雇された翌年、晴野さんは、上司と会社を相手取り、損害賠償を請求する裁判を起こしました。

日本で初めて「セクシュアル・ハラスメント」という言葉を使った裁判です。
支えてくれたのは多くの女性たちだった

初のセクハラ訴訟として好奇の目で見られることもありましたが、同じような思いをしてきた多くの女性が共感し、支えてくれたと言います。
晴野まゆみさん
「そんなことぐらい大人の女なんだから、私だって我慢してきたのよっていう声もやっぱりあるわけですよ。でもそれでも、じゃあ我慢して何が変わりますかって。とにかくまずこの裁判をやることに意義があると。だから10年後、100年後経った時にあの裁判はやってよかったんだと言えるようにしよう、この裁判はその私たち全員の裁判なんだと言う気持ちで支援してくれた」
全面勝訴 国が法整備へ
提訴から3年後、福岡地裁は、上司と会社に165万円の支払いを命じ、晴野さんの全面勝訴となりました。
晴野まゆみさん
「正直言って想像もしていなかった。たくさん傷つくこともあったけれども、でもやっぱり10年、20年、30年って経って、やっぱり少しずつ世の中が変わってきたし」

この裁判を一つのきっかけとして、国は男女雇用機会均等法を改正し、職場でのセクハラ防止対策を事業主に義務付けました。
職場でのセクハラに関する認識が広まる一方、今、学校での性暴力が問題となっています。













