県が北アルプスの北部で行った調査で、絶滅危惧種のライチョウのなわばりが、過去最も多い102あったことが分かりました。
調査は県が2025年の6月から9月にかけて、絶滅危惧種で国の特別天然記念物のライチョウの生息状況を調べるため北アルプス北部の白馬乗鞍岳から杓子岳の間で行いました。
その結果、白馬乗鞍岳で21、小蓮華山で43、白馬岳で27、杓子岳で11の合わせて102のなわばりが確認されました。
2017年の調査では、白馬乗鞍岳で11、小蓮華山で15、白馬岳13の合わせて39のなわばりが、また1979年から1981年にかけて信州大学が行った調査では、白馬乗鞍岳で11、小蓮華山で14、白馬岳で19、杓子岳で12の合わせて56のなわばりが確認されていて、今回は過去最多のなわばりが確認されたことになります。
この結果について県では、この地域ではライチョウの生息個体数が安定していて、緊急的に保全対策が必要な状況ではないと考えられるほか、条件がよい年が続けばライチョウが増加する環境が残されていることを示すものだとしています。
一方で、併せて行ったライチョウを捕食するキツネやテンの調査では、フンや足跡などの痕跡が確認されたことから、今後の影響は不明であり引き続き定期的な調査が必要だとしています。
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