松本市の山中に、県の消防防災ヘリコプターが墜落し、隊員9人が死亡した事故から5日で9年となり、追悼式が開かれました。


松本市の松本平広域公園では県の追悼式が行われ、遺族や消防の関係者などおよそ60人が参列しました。


9年前の2017年3月5日に起きた事故では、訓練に向かっていた県の消防防災ヘリ「アルプス」が松本市の鉢伏山近くの山中に墜落。

搭乗していた9人全員が死亡しました。

鉢伏山を望む場所に建てられた、慰霊碑。参列者は亡くなった9人の遺影の前に花を手向け、事故を風化させないことや安全運航の継続を誓いました。


息子の典俊さんを亡くした高嶋俊郎さん:「慰霊祭を機会に改めて消防の皆さんが事故のないような決意をしてくれているということは、本当にありがたいです。下の男の子が息子と一緒でサッカーをやっているんですけど、まったくプレーぶりがそっくりで。息子が生きていたら見せたいなと思ったり、どういう指導してくれていたかなと思ったり。9年間1日たりとも思い出さない日はありません」

消防防災航空隊・近藤智宏消防航空隊長:「初心にかえる、そういった日だと思っています。安全というものは、ただそこにあるものではありません。我々が安全に対して取り組んでいる行動、その結果によって得られるものだということを航空センターの職員全員がそう思っているところですので、決して安全に対する取り組みに手を抜かず、これからも安全運航を継続していく、そういった思いです」