鮮やかな藍色の宝石「ラピスラズリ」。これまでアフガニスタンなど限られた場所でしか採れないとされていたものですが、日本で初めて発見されました!

都内に店を構える、世界各地で採れる天然石を扱う専門店。一角には所狭しとラピスラズリのアクセサリーや置物が並びます。

アフガンブラザーズ オリヤヘルさん
「(左のように)色が濃く、白い部分が少ないものは、すごく価値があります。ビーズに加工したものは、高いものは1グラム1000円とか」

ラピスラズリは、およそ7000年前から装飾品として使われてきたとされる“世界最古の宝石”のひとつです。

その深い青は“ラピスブルー”ともいわれ、専門家によると、古代から絵の具としても重宝されました。かつては金よりも価値があったといいます。

古代エジプト、ツタンカーメンの黄金のマスクや、オランダの画家フェルメールの名画に見られる印象的な青も、ラピスラズリによるものだといいます。

アフガンブラザーズ オリヤヘルさん
「(ラピスラズリは)6000年、5000年前からあります。メソポタミアやエジプトのジュエリーにも使われています。日本にも『ラピス』があります。3日前に聞きました。初めて聞いたから、びっくりしました」

アフガニスタンなど、ごく限られた場所でしかとれないとされてきたラピスラズリ。それが先日、日本で初めて確認されたのです。

Nスタは、それが保管されている研究施設にむかいました。

国立科学博物館 門馬綱一 研究主幹
「日本で初めて見つかったラピスラズリ」

純度はあまり高くはないそうですが、鮮やかなラピスブルーが見て取れます。

発見されたのは、新潟・糸魚川市を流れる川。この辺りは翡翠の産地でも知られていますが、採取されていたものの中に、この原石が混じっていて、成分を詳しく分析した結果、ラピスラズリであることが確認されたのです。

国立科学博物館 門馬綱一 研究主幹
「ラピスラズリが翡翠の産地から見つかった例はなく、ほぼ同じエリアの地質帯から出てくるというのは、今回が世界初」

大量に採掘できるような鉱脈の存在については、現時点では確認されていないといいますが。

国立科学博物館 門馬綱一 研究主幹
「糸魚川でこれ(ラピスラズリ)が出るとは予測していなかったので、そういう意味では日本にないと思われたものも、今後さらに見つかる可能性はあるかと」