東日本大震災の発生からまもなく15年。難病を抱えながらも、被災地の姿をレンズ越しに見つめ続けてきた一人の写真家による写真展が3日から始まりました。

満開のサクラとバリケードが写る異質な写真。富岡町夜の森地区で2019年に撮られたものです。

福島県二本松市では写真展『東日本大震災復興の記録』が始まり、震災直後から現在の被災地の様子など、厳選された45点の作品が並びました。

【浦部智弘アナウンサー】
「こちらの写真展では、もちろん県内のものもありますが、岩手や宮城など他の被災地の写真も展示されています」

撮影をしたのは、岩手県を拠点に活動する風景写真家の新井栄司さんです。
2011年、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の存在を知ったことをきっかけに、被災地の撮影を始めました。

【風景写真家・新井栄司さん】
「私が撮影した作品は、茨城県から青森県まで沿岸地域の幅広いところで撮影しておりまして、いろんなところの復興していく様子をご覧になっていただけたら」

震災から15年。
被災地の変わりゆく街並みや復興へ向かう人々の営みを記録し続けてきた新井さん。
その活動の裏で、30年以上にわたり消化管に炎症を引き起こす難病「クローン病」とも闘い続けています。

【新井栄司さん】
「(復興が進んでいく様子が)自分も勇気をもらえたって感じで、自分も頑張ってみようと思えて、何か伝わるものがあればいいなと思って今回展示させていただくことにしました」

この写真展は8日まで、福島県二本松市の「福島県男女共生センター」で開かれています。