飯山市のサービス付き高齢者住宅に入居していた男性が預金を着服された事件で、元施設長の女が起訴されていたことが分かりました。

飯山市にあったサービス付き高齢者住宅「いいやまの郷(さと)」。


元施設長で長野市の57歳の女は、2019年5月、親族名義の車の購入代金として入居者の男性名義の口座からおよそ200万円を業者に送金していたとして、電子計算機使用詐欺の罪で2月24日に起訴されました。

担当弁護士によりますと、被害者の男性が施設に入居したのは2017年。一人暮らしで、認知機能の低下に伴い意思疎通が難しいことから、通帳などを施設に預けていました。

女による着服はおよそ1年後の2018年の6月から始まったとみられます。その後、弁護士の調査で不正の支出が確認され、被害は8000万円余りに上ることが明らかになりました。

男性側はおととし10月、損害賠償を求めて運営会社などを提訴。2月2日には、会社とその代表が、男性に4000万円を支払う内容で和解が成立しました。

一方で立件に向けた動きも進んでいました。

捜査関係者によりますと、警察は2月上旬に女を逮捕・送検し、その後の捜査で起訴に至ったということです。

検察は、女の認否を明らかにしていません。

警察は余罪についても捜査しています。