ヒキガエルの毒成分に薬効があるという伝承も

「ところで、ヒキガエルといえば、時代劇に出てくるガマの油は有名ですね。

東日本に多いアズマヒキガエルをガマガエルと呼んでいたこと、このヒキガエルの毒成分に薬効があるという伝承から生まれたものでしょう。

ガマの油は、江戸時代にヒキガエルの分泌物などを材料に作られた、切り傷・火傷・あかぎれなどに効く軟膏で、その販売パフォーマンスも有名です。茨城県の筑波山の名物として有名で、侍の姿をした行商人が紙を刀で切るなどして見せるコミカルな口上は、伝統芸として伝承されていますね」