“物価の優等生”と言われてきた「卵」ですが、現在は高止まりが続いています。
青森市の洋菓子店では、卵の価格高騰に備えた対策がされています。

中澤美寿妃 記者
「本来であれば、棚いっぱいに積まれているイメージのある卵ですが、品薄が続いています。また、種類によっては入荷待ちの状態となっています」

卵は例年、需要が高まる12月が価格のピークで、年明けに下がる傾向にありますが、2026年は高止まりが続いています。

「青森県民生協 あじさい館」では、鳥インフルエンザや猛暑の影響で卵の生産量が落ち込み、仕入れが1割減るなど確保が難しくなっています。

青森県民生協 あじさい館 藤崎正喜 店長
「県内の卵が県外に出ていく状況があって、数量も確保するのが難しくなってきているのが現状」

また、3年ほど前から価格が徐々にあがり始め、現在は1パック238円で販売されています。

買い物客は、特売日を確認するなど価格を吟味して購入しています。

買い物客
「卵も毎日食べるから。(特売日は)188円だから、そういう時に買ったり。高いものでも買いますけれどもね。ある程度加減して買います」

飲食店経営
「毎日のごとく卵は使っている。目に見えてここ2年くらいは上がったと毎日感じている」

JA全農たまごによりますと、27日時点の2月の東京の平均卸売価格は1kgあたり313円となりました。

2022年には100円台で推移していましたが、現在は300円台と高止まりが続いています。

青森市にある洋菓子店「イートファン」では、卵の仕入れ価格は上がっていないものの、3年前に鳥インフルエンザが流行して卵が手に入らなかったことを教訓に対策を講じています。

イートファン 田村隆 店長
「3年前のエッグショックの時は卵自体が手に入らないこともあったので、レシピの見直しをして冷凍卵黄・卵白を使って作るレシピに代替えしている商品も多々ある」

店では1日30kgの卵を使い、ケーキの生地を仕込んでいます。

長期保存がきく冷凍卵黄・卵白を使うことで、卵が品薄になっても安定生産ができるだけでなく、多くの卵を割る手間が省け、人件費の削減にもなっています。

一方で、円安の影響でピスタチオといったナッツ類は2倍近く値上がりしていて、ケーキの価格をあげなければならない状況です。

季節やイベントごとに行うリニューアルで、数十円の値上げを余儀なくされています。

イートファン 田村隆 店長
「全体の物(の値段)が上がっている。そうするとみんな買い控えになる。その影響が嗜好品である、われわれの業界にも来ているのかなと」

高止まりが続く卵の価格に、今後も注視していく必要があります。