乗客を乗せたまま緊急停止した東京スカイツリーのエレベーター。その原因が「内部配線の損傷」だったことが明らかになりました。

25日、会見を行った東京スカイツリーの運営会社。事故が起きたのは、3日前(22日)の夜。地上30メートルほどの高さでエレベーターが緊急停止し、救助までのおよそ5時間半、あわせて20人が閉じ込められました。

この影響で、展望台にいたおよそ1200人が一時、地上に戻れなくなる事態にも。

その後、営業を休止し、点検と原因究明をした結果、判明したのは…

東武タワースカイツリー 工藤裕之氏
「移動ケーブルの被覆が剥がれて内部配線が損傷し、地絡したことが原因」

損傷前のケーブルは黒いビニールのようなもので覆われていますが、それが剥がれ、中の黄色い部分が外に飛び出し、損傷してしまっているのがわかります。

運営会社によると、エレベーター本体とつながっているケーブルが本体の下にある振動を抑える装置のローラーガイド=滑車のようなものに巻き込まれたことで、内部配線が損傷したということです。

このケーブルは、去年12月に交換したばかりでした。なぜ、こんなことが起きてしまったのでしょうか?

東武タワースカイツリー 工藤裕之氏
「移動ケーブル自体のねじれがひとつでございます。ふたつめといたしましては、風による東京スカイツリー塔体の揺れで生じる、当該エレベーターの移動ケーブルの揺れでございます」

「ケーブルのねじれ」と「風による揺れ」などが巻き込まれた原因だということです。運営会社などは、損傷を防ぐ保護カバーを設置するなど、対策を講じることにしています。

東京スカイツリーは、事故のあったエレベーターをのぞく3基について、安全を確認できたとして、26日午前10時から営業を再開するということです。