3月1日からの「春の全国火災予防運動」を前に、24日、高知市の「オーテピア高知図書館」で大規模な訓練が行われました。火災を想定した大規模な災害対応訓練は、高知市内では初めてだということです。
訓練は「オーテピアの2階で利用者のモバイルバッテリーから火災が発生し、20人を超える傷病者が発生した」という想定で行われました。火災発生を知らせるサイレンや放送が鳴り響くと、オーテピアの職員は「逃げ遅れた方はいませんか」などと声をかけ、初期消火の手順を確認するとともに、避難誘導を行いました。

消防隊員や救急隊員、医療関係者が到着してからは、それぞれが任務を遂行。消防隊員は状況把握や情報整理に加え、「誰かいませんか」などと大きな声をかけながら、取り残された人の救助を急ぎます。
一方、救急隊員やオーテピアの職員は、タグを使って傷病者の「トリアージ」を行います。「トリアージ」は、大規模災害などが発生した際に医療機関のひっ迫を防ぐため「今すぐ助けないといけないのか、少し時間を置いても大丈夫なのか」と、けが人の治療に優先順位をつけるものです。
訓練では、傷病者のけがの具合や重症度に応じて3色で色分けし、救助の優先順位をつけた上で、医療関係者が対応しました。
高知市消防局によりますと、これまで高知市内では、複数機関が参加する大規模な火災対応訓練を行ったことがなく、多数の傷病者を想定した訓練も初めてだったということです。
◆高知市消防局 岡部文一 消防署担当次長
「今後は検証結果をもとに改善策を速やかに実行し、災害対応能力をさらに高めていきたいと思います」
「春の全国火災予防運動」は3月1日から7日までで、高知市消防局では、筆山(ひつざん)での山火事を想定した消火訓練を予定しているということです。














