リニア工事を巡り、JR東海が静岡県との協定に基づき、静岡工区の準備工事に着手したことついて、鈴木康友知事は定例会見で「協定により自然環境保全が担保される」との見方を示しました。

また今後の見通しについて「大きな課題は山を越えた感じはする」と述べました。

<鈴木康友 静岡県知事>
「(準備)工事に当たりまして、この協定が締結をされたことにより、自然環境保全措置が文書によってしっかりと担保された。意義のあることであると思っています」

リニア工事を巡っては、県とJR東海が2月13日、静岡工区の作業基地となる「ヤード」の造成に必要な自然環境保全協定を締結しています。

協定締結から3日後の16日、JR東海は静岡市北部の山間部でヤードを拡張造成するための樹木伐採に入るなど、リニア静岡工区の準備工事を始めました。

動きが活発化する中、今後の見通しについて、鈴木知事はー。

<鈴木知事>
「一応まだ生物多様性、トンネル発生土の検討項目の説明が残されておりますので、しっかり進めていく。ただ大きな課題は山を越えたかなという感じはする」

JR東海の丹羽社長は2月19日の会見で早期開業への意欲を示しました。

<JR東海 丹羽俊介社長>
「静岡工区のトンネル掘削工事に一日も早く着手したい。静岡県との対話を丁寧に進めるとともに、地域の皆さまの理解と協力を得られるよう引き続き真摯に取り組んでいく」

JR東海は2月23日、静岡市内で、大井川流域10市町の首長との意見交換会を行います。