首都圏・近畿圏の通勤の主流はいまでも電車です。かつての日本人サラリーマンは今をはるかに上回る猛烈な満員電車に毎日乗っていたのです。(アーカイブマネジメント部 疋田 智)

通勤ラッシュのピーク

朝8時。ホームに鳴り響く発車ベル。扉が閉まる寸前まで押し込まれる乗客たち…。東京の通勤ラッシュは、いつから始まったのでしょうか。

東京の満員電車は都心と郊外の「ベッドタウン」を結びました。

その原点は、戦後復興が本格化した1950年代にさかのぼります。高度経済成長の波に乗り、地方から若者が次々と上京しました。郊外には住宅団地が広がり、都心にはオフィスビルが林立します。郊外に住み、都心へ働きに出るというライフスタイルが急速に定着しました。