来年度、予定されている長崎原爆資料館の展示更新をめぐり長崎市は17日、運営審議会で実施設計の最終案を示しました。

運営審議会には核問題や歴史の専門家、被爆者などが参加しました。

長崎市は、館内の展示のうち原爆投下に至る歴史や戦後の核兵器の開発競争などを学ぶ「Cゾーン」を大きく更新する方針で、人類初の核実験でさく裂した原子爆弾「ガジェット」の実物大模型の展示などを導入する案を示しています。

17日の審議会では、Cゾーンの中の戦時下の長崎や、戦後の被爆者に関する展示パネルの原稿案があらたに示されました。

また日本の戦争加害の文言についての修正案も示され、市側は「南京事件」という用語を使いつつ、捕虜や民間人の殺害があった事実を記載する方針を示しました。

これに対し「南京大虐殺」という文言も併記すべきではないかといった意見が出された一方、教科書で採用され歴史用語として「南京事件」が定着しているといった意見も出されました。

市は解説パネルの文言については来年度夏頃の完成を目指し、引き続き検討を続けるとしています。