■ミラノ・コルティナオリンピック™ フィギュアスケート・女子シングル(日本時間18日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、初出場の中井亜美(17、TOKIOインカラミ)が自己ベストの78.71点をマークし、圧巻の首位スタートを切った。

さらに最後の五輪に臨む坂本花織(25・シスメックス)が今季ベストに迫る貫禄の演技で、77.23点の2位。日本勢がワンツーの好発進となり、最終滑走の千葉百音(20、木下グループ)も堂々演技で、74.00点の4位で好位置につけた。

第4グループの1番手で登場した中井は、冒頭で大技のトリプルアクセルを見事に成功。五輪でトリプルアクセルを決めた選手は、日本女子では伊藤みどり(アルベールビル)、浅田真央(バンクーバー、ソチ)、樋口新葉(北京)に続く4人目の快挙。続くジャンプの3回転ルッツ-3回転トウループのコンビネーションも鮮やかに着氷。後半の3回転ループもクリーンに決めてジャンプは全て降りた。

得点は坂本花織(25・シスメックス)が団体戦で記録した78.88点に次ぐ、今季世界2位の高得点。華々しい五輪デビューを果たした。

首位発進の中井は「ちょっと自分でもびっくりするくらいの出来で、点数も高得点をいただけたので本当に今嬉しい気持ちでいっぱい」と喜びを口にし、トリプルアクセルの成功には「練習からすごく調子が良かったので、この舞台で“絶対に決めるぞ”っていう気持ちが氷に伝わって着氷できたのかなというふうに思います」とはじける笑顔で答えた。

五輪イヤーの今シーズンにシニアデビューを果たした17歳の中井。いきなりGPシリーズ初戦のフランス杯(10月)で初優勝を飾り、同シリーズ上位6人で争われるGPファイナル(12月、名古屋)で銀メダルを獲得。勢いそのままに夢の五輪の舞台でもフレッシュな演技を披露し、見事トップでフリースケーティング(FS)に挑む。

ライバルの海外勢は、25年世界選手権・金メダルのアリサ・リウ(20、アメリカ)は、シーズンベストの76.59点で3位。個人の中立選手(AIN)として出場したロシア女王のアデリア・ペトロシアン(18)は72.89点で5位に入るなど、9人が70点台。フリーでは日本勢の3選手ともに表彰台の可能性があり、ハイレベルなメダル争いに期待が高まる。

【女子シングルSP結果】
1)中井亜美 78.71点
2)坂本花織 77.23点
3)アリサ・リウ(米国)76.59点
4)千葉百音 74.00点
5)A.ペトロシアン(AIN)72.89点
6)A.グバノワ(ジョージア)71.77点