ドイツで開かれている国際会議で中国の王毅外相は「大国は一国主義をとってはならない」と演説し、アメリカをけん制しました。
ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で演説した王毅外相は、アメリカのトランプ政権を念頭に「この1年、国際情勢はさらに混乱を極め、単独行動主義が横行している」と指摘。
「現在の国際システムが十分に機能していない原因は、一部の国が自国の利益を優先させ、協力の雰囲気を悪化させているからだ」とけん制しました。
そのうえで「大国は一国主義、自国優先主義をとってはならない」と主張、多国間主義や国連の役割を重視すべきだと訴えました。
このようにアメリカをけん制する一方で、王毅外相は「中国とヨーロッパはパートナーだ」と述べ、ヨーロッパとの関係を重視する姿勢を強調、ドイツやフランスの外相とも相次いで会談し、連携する姿勢を示しています。
また、中国国営の中央テレビによりますと、王毅外相は日本について「危険な動向に警戒すべきだ」と主張。高市総理の台湾有事をめぐる発言について「中国の国家主権への挑戦であり、14億の中国国民は決して同意しない」と改めて批判しました。
国際会議の場で日本批判を展開することで自らの主張を国際社会に浸透させる狙いがあります。
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