“高市総理1強”今後の政治は?「多すぎて空中分解しかねない」

小川彩佳キャスター:
今回の選挙結果をどう見ていますか。

小説家 真山仁さん:
理解できないことはたくさんありますが、はっきり言えるのは「国民が野党を見切った」ということでしょう。「今の野党はいらない」と。

国会議員のほとんどが自民党議員になった。自民党が圧勝したことは一つの結果として受け止めなければなりません。

しかし、今後国の政治を動かしていかなければならない時に自民党議員がたくさんいて、しかも昔のような派閥がなくなってしまうと、みんなが好き勝手に発言し、ブラウン運動のような状態になりかねません。

さらに、野党がいないので、緊張感がどこまで続くのかという別の問題があります。

派閥がダメだと言われる理由は、お金の不正の問題が絡むことだと思いますが、もともとは政策集団としての役割が確実にありました。

高市政権を本当に長期政権にしなければならないのであれば、自民党内に政策同士が集まる集団を作って、様々な政策を議論しながら選んでいくという緊張感を持たないといけないと思います。

藤森祥平キャスター:
選んだり、時にはブレーキを踏んだりということですね。

小説家 真山仁さん:
場合によっては「選んだ以上進めよう」、「ちゃんと結果を出そう」と責任を持たないと、このままでは(自民党議員が)多すぎて空中分解するのではないでしょうか。

小川彩佳キャスター:
自民党の中の野党を作っていくような感覚ですね。

小説家 真山仁さん:
昔の自民党もそうで、自民党の中で政権交代が起きましたよね。

もう少し清い政党政治を示し、「自民党は変わった」ということをはっきり言う必要があります。

そして、緊張感を持つことが、高市氏が選挙で皆さんに約束して、やりたいと言ってきたことの実現に繋がるのではないでしょうか。

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<プロフィール>
真山仁さん
小説家 20044年「ハゲタカ」でデビュー
最新作は能登地震がテーマの「ここにいるよ」