「世界で最も貧しい大統領」として知られた、南米ウルグアイのムヒカ元大統領。JNNの単独インタビューに応じ、世界で高まる過激なナショナリズムや人生と死、日本の若者へのメッセージなどを語りました。
南米ウルグアイのムヒカ元大統領。大統領時代、収入のほとんどを寄付し、質素な暮らしを続けたことから「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれました。今は政界を引退しています。
ウルグアイ ホセ・ムヒカ元大統領
「(Q.今年はロシアがウクライナに侵攻しました。これについてはどうお考えでしょうか?)残虐行為です。残虐行為ですが、その予兆はあった。15年前にすでにあそこで戦いが起こっていたからです。プーチンは野蛮ですが、宣戦布告をしかけていたにもかかわらず、誰も交渉しようとしなかった」
広島の平和記念資料館を訪れたことに触れ、「絶対に忘れてはいけない人類のための教え」だと話したムヒカ元大統領。ロシアによるウクライナ侵攻を契機に世界で高まるナショナリズムについては、戦争に直結する「過激なナショナリズムの高揚」に危機感を示しました。
ウルグアイ ホセ・ムヒカ元大統領
「自分の母国を愛すること、それは自然なことです。それは人間だけじゃない。しかし、それが唯一だと過信してしまうような“高揚”は非常に危険です。過激なナショナリズムは、常に戦争と表裏一体なのです」
今も農作業をしながら、質素な暮らしを続けています。生と死について聞くと、「人生は、何はともあれ美しいもの」「死が私に話しかけてくるなら、もう一戦したい(もう一回生きたい)と言う」と話しました。
最後に、日本の若者たちにメッセージをお願いすると、「働くこと」に加え、「愛情や人間関係のために、人生に時間を与えなければならない」と話しました。
ウルグアイ ホセ・ムヒカ元大統領
「奇跡というものが唯一あるとしたら、それはこの世に生まれてきたということ。若いなら愛のための時間、子どもがいるなら子どものための時間、老いているなら、友人たちと憂鬱を共有する時間。意志を持って生きてください。自分がされて嫌なことは、他人にしてはいけません。そして、生きてください」
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