2025年、北海道むかわ町の山中で男性の遺体が見つかった事件の裁判で、札幌地裁は死体遺棄の罪に問われた50歳の男に拘禁刑1年10ヶ月の実刑判決を言い渡しました。

札幌の会社役員・大上文彦被告(50)は2025年8月、むかわ町の山中でショベルカーを使って穴を掘り、知人の西村隆行さん(当時55)の遺体を埋めたとして死体遺棄の罪に問われています。

西村さんの遺体が見つかった北海道むかわ町の山中

これまでの裁判で、検察は「被害者の死亡の事実や行方を隠すための身勝手かつ短絡的な犯行」などとして、拘禁刑3年を求刑。

西村さんの遺体が見つかった北海道むかわ町の山中

一方、弁護人は、大上被告と西村さんの間にトラブルがあったとして「生命や身体へ危害を加えられることにおびえた状態での犯行」として情状酌量を求めていました。

札幌地裁の西 功裁判長

5日の判決で、札幌地裁の西 功裁判長は、「知人男性とのトラブルで車内で死亡したことを知りトラブル回避したいという短絡的な動機に基づく犯行」とした一方で、罪を認めていることを考慮し、大上被告に拘禁刑1年10ヶ月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受け、西村さんの婚約者の女性はHBCの取材に対し「西村は悲しむと思う。1年10ヶ月なんて短いです。裁判所には、なんでそうなっちゃったの?と聞きたい。この期間で罪を償うことはできると思わない。被告には毎日反省して生活してほしいと思います」と話しています。

大上被告は、西村さんを殺害した疑いでも追送検されていましたが、検察は「殺人」の容疑については不起訴としています。