2月3日は節分です。高知県南国市にある保育園では子どもたちの優しい心を育もうとちょっと変わった節分行事が行われました。そこには鬼の目にも涙の感動ストーリーがありました。
(緑鬼おにぞう)
「俺は、吾岡山に棲む緑鬼のおにぞう。今日、向かうのは子ども達がたくさんいる吾岡保育園だ!!」

開園50周年を迎えた吾岡保育園では、節分にまつわるオリジナルストーリーを作り仲間の大切さを伝えています。
(吾岡保育園 松島奈美さん)
「『怖い鬼』というイメージが子どもたちにはあるんですけど、怖いだけじゃないし優しい心があって、本当は遊びたいのかもしれんとか。先入観を払拭できるようなストーリーに持っていこうと」
吾岡山に住む、心優しき緑鬼の「おにぞう」と、暴れん坊の黒鬼「くろまる」。2人は友達でしたが乱暴な「くろまる」に嫌気がさした 「おにぞう」は山を下りて友達探しにでました。

そこで出会ったのが吾岡保育園の園児たちでした。最初は怖がっていた園児たちも、一緒に過ごすうちに「おにぞう」の優しさに触れ、すっかり友達になりました。しかし、面白くないのはかつての相棒、黒鬼の「くろまる」です。「友達を取られた」と、保育園に手紙を送りつけてきました。

(黒鬼くろまる)
「やさしいきもちをもつなんてうそっぱちだ!おれのこころは、まだまだあばれている!」
園児たちは友達を大切にする気持ち、好きな気持ちをもつことでやさしくなれる事を「くろまる」に伝えます。

迎えた節分の日。園には緑鬼のおにぞうが遊びに来ました。

園内に楽しそうな声が響く中忍び寄る黒い影…。

黒鬼の「くろまる」です!「おにぞう」を連れ戻そうと、大暴れ!しかし、その荒れた心の中には、「なぜ嫌われてしまったのか」整理できない気持ちがありました。

「おにぞうくんは『山で悪いことされた』っていよったで」

「ともだちのつくりかたは…やさしくともだちをつくるんです」

「みんなでいっしょにともだちになろうよ」

最後は、鬼たちが子どもたちにある悪い心を取り込み、豆まきで追い払いました。

「仲直りできてうれしかったです」
「みんなと仲良く過ごしていきたいと思います」
「嫌なことしたらごめんねって言ったら100人ともだちできると思う」
(吾岡保育園 佐竹玉衣 園長)
「人とつながりあって生きていってもらいたい。独りぼっちではないんだという気持ちを大事にしてもらいたいなという思いがあります」
節分を通して、心に棲む鬼と向き合った園児たち。新たな出会いの季節春はもうすぐです。














