自民党の薗浦健太郎衆院議員が、議員辞職願を提出しました。
薗浦議員の政治団体などは、政治資金パーティーの収入を収支報告書におよそ4000万円少なく記載した疑いが指摘され、東京地検特捜部が任意で事情を聴取していました。
薗浦議員側は午後1時ごろ、細田衆院議長に宛てて議員辞職願を提出しました。自民党に対しても離党届をすでに提出していて、党内手続きを経て離党が決まる見通しです。
東京地検特捜部は、政治資金規正法違反の罪で薗浦氏本人を略式起訴する方向で調整を進めていますが、薗浦氏が自ら職を辞し罪を争わない姿勢を示した場合、公民権停止の期間が短くなる可能性があります。
薗浦氏は先月30日、国会内で会見を行い、「自分自身チェックが不十分であり、事務所が確認できる体制になかったことは私自身にも責任がある。お詫びしたい」などと謝罪する一方で、「自分には過少記載の認識はない」と述べていました。
しかし、関係者によりますと、その後の特捜部の任意での事情聴取に対しては「過少記載は事前に認識していた」と説明を一転させ、秘書との共謀が成立することを争わない意向を示していました。
【元新聞記者で外交安全保障分野のエキスパートがなぜ?】
薗浦氏は元新聞記者。当時の小泉総理のもと、自民党が圧勝した2005年の衆院選で初当選しました。
薗浦健太郎氏(2005年9月)
「未来の責任、そして未来の負担を減らすために今回の構造改革がある」
麻生氏の秘書を経験していたこともあり、麻生派の立ち上げにも参加。麻生氏の側近の一人です。
麻生太郎 当時総理(2009年8月・街頭演説)
「薗浦健太郎候補の話を聞いていただきまして、ありがとうございます」
また、安倍政権では外務副大臣や安全保障担当の内閣総理大臣補佐官を歴任したほか、自民党総裁外交特別補佐として安倍氏が訪問できない国を訪れるなど、外交安全保障分野のエキスパートとして知られていました。
薗浦健太郎氏(今年9月・TBSのCSニュース番組での発言)
「日中という意味でいうと、我々引越しできませんから、問題がありながらも付き合わざるを得ない。で付き合わざるを得ない中で、日本のいわゆる利益っていうのをどうやって守っていくか」
薗浦氏は疑惑が報じられた後も、反撃能力の保有などを議論する与党のワーキングチームの一員として会合での議論に参加していました。
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