およそ160人の従業員を抱えるシャープ米子が、今年7月で事業閉鎖する方針を固めました。これを受け、30日、鳥取県の平井伸治知事と米子市の伊木隆司市長が、従業員の県内雇用などについて緊急の協議を行いました。
澤田祥太記者
「米子市石州府にあるシャープ米子。こちらの工場が、事業閉鎖を計画していることがわかりました。」
事業閉鎖の方針が明らかになったのは総合電機メーカー、シャープの完全子会社、「シャープ米子」です。
富士通から液晶事業を引き継ぐ形で2005年に操業を開始しましたが、世界的な液晶パネルの需要縮小などから2019年には液晶パネルの生産を停止。
その後は、他の工場で扱う部品のメンテナンス業務を中心に行ってきました。

こうした中、さらなる需要の縮小に加え、設備更新に費用がかかることなどから、今年7月をもって事業閉鎖する方針を固めたということです。
現在働いているおよそ160人の従業員に対しては、7月末での希望退職を募っていて、会社としての支援プログラムを適用し、再就職などをサポートする方針です。
地域経済への影響が懸念される中、鳥取県の平井知事と米子市の伊木市長は、事業継続の可能性を探る要望や閉鎖となった場合の従業員の県内雇用を守るための対策について協議しました。
鳥取県 平井伸治知事
「事業がなされないまま放置されるのは工業団地として我々としても遺失、失うものが多いものですから今後の活用というのも協力していただく必要があるのでは。」
米子市 伊木隆司市長
「地域経済にとって大変大きく貢献をしていただいてきた。再就職の支援もできれば県内に留まっていただけることも工夫できないか。」

鳥取県と米子市は、近いうちにハローワークなどを含め、緊急雇用対策会議を開くとしています。














