日々頑張る高校生を応援する「明日への一歩」。
花と対峙し、“優しさ”に包まれながら、心と技を磨く、小高産業技術高校の華道部です。

『それぞれ人には個性があって、それを形として表せるのが華道だと思っております』

『いいろんな方法で、いろんな表現ができて、いろんなアプローチができるっていうのが、最大限の魅力だと思います』

小高産業技術高校。
2017年に小高工業高校と小高商業高校が統合し新たなスタートを切りました。

両校の伝統を受け継ぎ活動を続けるのが「華道部」。
小高産業の華道部は部員全員が男子生徒。

四栗さん
「高校から華道を始めたきっかけは、自分は集中力がなくて、勝手なイメージなんですけど『華道部』ってすごく集中するイメージがあったから、いいかなって思って華道部に入りました」

髙橋さん
「中学の頃私は美術部に所属していて、そのつながりで美術のものに触れ合いたくて、高校で華道部があったので華道部に入部しました」

阿部さん
「(入学して)一番最初に部活紹介の動画がありまして、華道も面白そうだって思えたんですけど、なによりメンバーが楽しそうにやってる姿が魅力的で入ろうと思いました」

入部した理由は様々ですが、小高産業の華道部は「浮舟(うきふね)ボーイズ」の名前で「Ikenobo花の甲子園」東北大会に出場。
持ち前の感性と日々の努力が結びつき、東北2位と優秀な成績を収めました。

志賀さん
「男だけだとみんな結構勢いがいいというか、思い切りがいい、ちゃんと冷静に繊細にやらなきゃいけない部分のあるんですけど、その中でも勢いをこうしてこうして、こういう感じだなって自分のペースでパキパキ進んでいい作品が付くれているので、そういう部分がいいと思っています」

3年生にとって最後のお稽古日。
花材を手に取り、どんな作品にするか想像するところから部活動が始まります。

この日の花材は、長さのある「赤芽柳(あかめやなぎ)」に
赤チューリップと紫スイトピー。

作り手の感性を自由に表現する「自由花(じゆうか)」では、花器選びも作品の印象を大きく左右する重要な要素です。

華道講師・原敬子先生
「はじめは女子もいたんですよ、この学校も。いつの間にか、気づいたら男子ばかりになってました。でも花に取り組んだら、自分の世界なんですね。だから集中していけてますので早いですよね。作品作りも、完成させるまでも」

花に草木。一つひとつの命と・・・表情と向き合い、想像を膨らませながら、自分の感性を形にしていきます。

阿部さん
「いつもはそんなに花を分解しないで活けているんですけど、大きすぎてこのままだったらどっかに当たったり折れてりしちゃうなって思って悩んでましたね。最初は。あんまり曲げるより、まっすぐにのびのびと活ける方が好きなので、そんな感じできょうは活けてみました」

四栗さん
「チューリップとか赤芽柳っていう名前からあったかいイメージが湧いたので、その時に器も一緒に、なるべく明るいあったかいイメージ。今、寒いので、早くあったかくなってほしいので、それを考えて作りました」

志賀さん
「この作品風が通り抜ける感じのイメージで作ったんですけど、最初の方は葉っぱでごたごたしてて、中々重苦しいジャングルみたいな。葉っぱを削いであげることによって、全体的にゆとりができて、涼しいような風が通り抜けるような空間ができたので、結構よかったかなって思ってます」

引き算の美学といわれる「いけばな」。
たくさんの花を詰め込むのではなく、できるだけ少ない数で豊かな空間をつくりだします。

『華道の魅力はそうですね・・・お花なんで自分が優しい気持ちになれる』
『優しい雰囲気だと結構作品にも表れるというか、良いものができたりもするので、和やかさというか優しさというかそういうところが魅力というかいいかなって思ってます』

ステップ
https://step-tuf.my.canva.site/
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2026年1月28日放送回より)