国の文化審議会は23日、高知県大豊町の「碁石茶の製造技術」と中土佐町久礼八幡宮の大祭「御神穀祭」を重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
碁石茶(ごいしちゃ)は大豊町で400年以上前から製造されているとされる、乳酸菌で発酵させたお茶です。蒸した茶葉を自然発酵させた後、木桶に漬け込む2回目の発酵を行い、できあがります。製造方法に地域的な特色があるほか、昔ながらの道具が使われ伝統的な製法が維持されていることが評価されました。碁石茶協同組合ではおよそ3年かけて登録に向けた報告書を作成したといいます。

▼大豊町碁石茶協同組合 吉村優二さん
「うれしいし誇りに思う。すごく励みになる。まだまだ全国的に碁石茶という名前は知られていない。これをきっかけに碁石茶に興味を持って手に取ってもらったり飲んでもらったり、新しい碁石茶の生産者と大豊町で一緒に作っていくことができればいい」

また、久礼八幡宮の御神穀祭(おみこくさん)も答申されました。御神穀祭は大松明(おおたいまつ)や太鼓とともに大規模な行列を組み練り歩く祭りで、答申ではこの奉納形態が「神様へのお供え物や、時代とともに変化する農耕儀礼を考える上で重要」と評価されました。久礼八幡宮の若瀬一彦宮司は「先人から預かった大切な祭りを形骸化しないように次の世代につなげていく」とコメントしています。

指定されると高知県内の重要無形民俗文化財への登録は1980年以来となり、あわせて4件になります。














