生物多様性の保護に関する国連の会議で、2030年までに世界の陸地と海の30%以上を保全することなどを盛り込んだ新たな目標が採択されました。

カナダ・モントリオールで開かれた国連の「COP15=生物多様性条約締約国会議」は、19日に最終日を迎えました。

2030年までの新たな目標となる「昆明・モントリオール目標」を採択。世界の陸地と海のそれぞれ30%以上を保全地域にすることや外来種の侵入を半減させることなどが盛り込まれました。

また、発展途上国の環境対策を支援するため、生物多様性に特化した基金を創設することも決定しました。

ただ、罰則の規定などは設けられておらず、各国の実行力が問われることになります。