知床沖の観光船沈没事故の裁判で、別の観光船の運航管理者を務める男性が証言に立ち、事故当日の気象予報を基にした場合、「自分の会社なら出航しない」と述べました。

乗客・乗員26人が死亡、または行方不明になっている知床沖の観光船沈没事故では、運航会社社長で安全統括管理者の桂田精一被告が業務上過失致死の罪に問われています。

桂田被告が事故を予見できたかが争点となっていて、21日は、ウトロ地区で観光船の運航管理者を務めている男性が証人として出廷しました。

男性は現場の海域について、事故が起きた春先は天候が変わりやすく、北や西の風で波が高くなる傾向があると指摘。

検察官が示した事故当日の気象予報図を見て、天候の悪化が予想されることから「自分の会社においては出航の判断はしない」と述べました。

このほか、事故を起こした知床遊覧船で事故の前の年まで働いていた男性も出廷。桂田被告は運航管理者だったものの、事務所に常駐していなかったと証言しました。

次回の裁判は2月16日です。