土木・コンクリート工事を手がける「サノ工業」は、1月9日に富山地裁高岡支部より破産手続き開始決定を受けたことが帝国データバンクの調べでわかりました。負債総額は約5億5000万円に上ります。
サノ工業は2011年1月に創業、2016年4月に法人改組した土工・コンクリート工事業者です。
富山県および石川県を商圏として、地元建設業者からの受託により海岸や港岸における擁壁工事や公害防止対策工事等の護岸工事を手がけてきました。
最盛期とみられる2022年3月期には売上高約3億円を計上していました。
しかし近年は、同業他社との価格競争激化や労務費、外注費等の施工コストの負担増により、厳しい収益状況を強いられていました。
財務面では債務超過に陥り、資金繰りがひっ迫して事業継続が困難な状況となっていました。
令和6年11月からは他の弁護士事務所に債務整理を一任し、営業を継続していましたが、今回の破産手続き開始に至りました。
なお、サノ工業が令和5年12月に多角経営推進のために買収し、同社代表が代表を務める関係会社の株式会社石王丸紙業は、令和6年10月に事業停止し、事後処理を弁護士に一任している状況です。














