12月、防衛省が、セクハラ行為を行ったとして男性隊員を懲戒処分したことを受け被害を受けた東松島市出身で元自衛官の五ノ井里奈さんが19日、会見を開き「ハラスメントの根絶」を訴えました。
五ノ井里奈さん:
「私は2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者です。自衛隊には今でも感謝していますが、この被害についてはしっかりと責任はとってほしい」

東松島市出身で元陸上自衛官の五ノ井里奈さんは、複数の男性隊員からセクシュアル・ハラスメントを受けたとして、半年間実名で被害を告発し続けてきました。

防衛省は、12月15日、調査の結果、その加害者5人を懲戒免職処分としました。また、当時の上司だった中隊長を「対応が不十分だった」として停職6か月の懲戒処分とするなど、あわせて4人の男性隊員も処分しました。会見で、五ノ井さんは自衛隊でのハラスメントの根絶を訴えました。
五ノ井里奈さん:
「今回の処分はまっとうだと思います。これからはハラスメントに対する処分を厳格化することでハラスメントを根絶してほしい」

一方、インターネット上で続いている誹謗中傷については被害届を出していると述べました。















