アメリカのトランプ大統領が石油利権を獲得することに強い意欲を示す国、ベネズエラ。そのベネズエラで今、日本人建築家が原油に依存しないで人々が暮らせる、都市の再開発に参加しています。その方法とは?

建築家 山本理顕さん
「とにかく住む人たちが快適になるような都市にすべきです」

おととし、「建築界のノーベル賞」とも言われるプリツカー賞を受賞した建築家の山本理顕さんはきょう、日本外国特派員協会で会見を行いました。

会見では「都市開発を住民とともにすれば、必ずそれは優れた都市開発になる」と述べました。

その山本さんは、今月3日にアメリカ軍による大規模攻撃を受けたベネズエラの首都・カラカスでの再開発プロジェクトに参加しています。

ベネズエラは、世界最大の原油埋蔵量を誇っていて、山本さんはこれまでに5回のベネズエラ訪問を行い、原油に依存した国づくりを目の当たりにしました。

そこで、新しい国づくりを「コムーナ」と呼ばれる現地の地域共同体とともに目指しています。

会見では、原油に依存せず、土地の地形を活かした開放的な街づくりなどをすることで観光業を増やすことが大切だと語りました。さらに。

建築家 山本理顕さん
「今カラカスはそれが問われてます。それで私はカラカスの人々に自分で働いてお金儲けできるような住宅を作りたい」

自分でお金を稼ぐ機会を、建物を通じて、提供しようとしています。

こうした再開発がもしできたら。今後の展望として、山本さんはこう述べています。

「もしベネズエラでの再開発が上手くいけば、世界中の貧しい人たちに対して一つのモデルになる」「確実に出来る」

山本さんは、住民とともに都市開発をしていきたいと話しています。