北海道の釧路湿原周辺で計画されているメガソーラーの建設定地に、15日鈴木直道知事が訪れ、初めて視察しました。

現場を初めて目の当たりにした鈴木知事。

まず訪れたのは、大阪の日本エコロジーが釧路市北斗に計画するメガソーラーの建設予定地です。

この場所では、森林法や土壌汚染対策法など複数の法令違反が見つかり、去年11月、道は事業者に「工事中止」の勧告とともに土壌調査をするよう指導しました。

そうした中、事業者は14日からボーリング調査を始めています。

鈴木知事はその後、同じ事業者が釧路市昭和で建設を予定している現場も視察しました。

ここでは去年12月から事業者が樹木の伐採などを行っています。

釧路市は去年、太陽光発電施設の設置を市長の許可制とする条例を制定しましたが、対象はことし1日以降に始まる工事だったことから、伐採は「駆け込み工事」との指摘も出ています。

鈴木直道知事(15日午後)
「釧路市のガイドラインに基づかない中での年末の駆け込みでの行動(伐採)があった。把握はしていたが、実際に来てみて地域の方々の不安や懸念は非常に身近な中で行われていて、より強く思っているのが現地に来てより強く感じた」

昭和地区の予定地について、釧路市教育委員会は、キタサンショウウオの生態に影響を及ぼしかねないとして、去年12月、事業者に工事の許可申請を出すよう通知しました。

日本エコロジーの松井政憲社長(去年11月)

しかし、事業者からは、十分に調査を尽くしたとする工事の正当性を主張する文書が届いたということです。