能登の被災者らに車両を無償で貸し出すカーシェアリングのサービスは、震災から2年が経った今も利用者は後を絶ちません。利用者の立場から新たな被災地の課題も見えてきます。
カーシェアリングを利用するため、15日、石川県七尾市を訪れた新傳博文さん。
珠洲市で被災し、市内の仮設住宅と金沢市で借りた住宅の2拠点で生活しています。
新傳博文さん「娘夫婦がみなし仮設住宅を借りて1軒家に住まわせてもらっていてそこに荷物がたくさんある。住めそうな新居にようやく巡り合えて、今度はそこに運ぶ荷物を珠洲から。それからみなし仮設住宅からも新しい新居に運ばなければならない」

新傳さんは、金沢市内で新たな家が見つかり、6月で契約が切れる仮設住宅から移り住む準備に追われています。
新傳博文さん「これはほんの一部です。例えば洗濯機は絶対必要ですし冷蔵庫も必要ですし、そういった当たり前のものを運ばないとだめなのでありがたいの一言に尽きる」
被災者や支援者に向けたカーシェアリングは、能登半島地震から2年が経っても利用者のニーズは高まっています。
日本カーシェアリング協会は、能登半島地震の発災直後から最大9か所あった仮拠点で無償の貸し出しを続けてきました。ニーズは今もなくなっていません。
日本カーシェアリング協会・吉澤武彦代表理事「(発災当初は)日常の足のニーズが非常に高くて車を長期的に貸し出していた。(今は)仮設住宅の出入りや元々避難されていたところから戻られたなど。被災された方々がまだ貨物車を必要とする問い合わせが続いている状況です」
日本カーシェアリング協会はきょうから七尾市田鶴浜町に石川支部を設置し、カーシェアの継続的なニーズに応えていくということです。

無償の貸し出し期間も1年延長します。
日本カーシェアリング協会・吉澤武彦代表理事「腰を据えてしっかりとみなさんに寄り添いながら支援を続けていけたらと思っています。気軽にお声がけいただけたらと思う」














