「パペット」と呼ばれる手を入れて動かす人形ですが、これをカウンセリングに役立てようという取り組みです。
「悩みがあっても、つい本音を飲み込んでしまう」、そういう経験をされた方、現在している方、多いのではないでしょうか?
そんな心のモヤモヤを「パペット」を使って解消しようというユニークな試みが宮崎市で行われました。
(垣内沙耶記者)
「人には言えない本音も、このパペットになら素直に吐き出せる。そんな新しい心のケアが広がり始めています」
宮崎市で開かれた「パペットカウンセリング」のワークショップ。
「パペットカウンセリング」とは、人形を介して対話をすることで、心を癒やす手法です。
14日は大人4人が参加し、人形を使って自分の内面と向き合う方法を学びました。
講師を務めたのは、九州で唯一の公認パペットカウンセラー、長友かなさんです。
(公認パペットカウンセラー 長友かなさん)
「(パペットは)自己内省をするツールという感じ。あとは、相手に対してお子さんとか、なかなか自分の感情を出せないっていう対象に対して、この柔らかいお人形が間に入ることで(本音が)すっと出てくる」
会場ではピアノとクラリネットの生演奏も行われました。
参加者は穏やかな音楽に包まれながら、パペットと心の中で対話をしていました。
(パペットカウンセリングを初体験)
「この子(人形)は汚い言葉を使わないとか、激しいことをしないというのを自分の感情をワーっと出すのではなく、この子を通じてこの子に言わせるというのはすごく素敵だなと思った」
(パペットカウンセリング歴2年)
「心の中で『どうしよう、きょうこんなことがあった、どうしたらいい』と(人形に)聞いたら、自分の声で頭に入ってくる。『ママ大丈夫だよ、何とかなるから』って。だいぶ気持ちが楽になった」
長友さんがパペットカウンセリングの普及に力を入れる背景には、宮崎県が抱える切実な問題があります。
(公認パペットカウンセラー 長友かなさん)「自殺を減らしたい」
おととしの宮崎県の自殺者数は188人。
人口当たりの自殺者数は、全国ワースト11位と、依然として高い水準にあります。
長友さんは、パペットとの対話を通じて「自分の魂の声」を聞くことが、生きる力に繋がると信じています。
(公認パペットカウンセラー 長友かなさん)
「こういう純粋な対象とずっと話していることで、自分は本当は何がしたかったんだっていうこととかが分かってくると、日々に迷いがなくなったりとか、今生きてることのありがたみだったりとかが出てくる。そうすると、人生を終わらせようとかって思わない」
自分と向き合う、静かな時間。
いつでもそばにいてくれる「小さな味方」が、前向きに生きるための心の支えとなっています。
参加したいという方、興味があるという方、今月24日にイベントが予定されています。
有料の事前予約制で、インスタグラムから申し込みができます。【@puppetmiyazaki】
※MRTテレビ「Check!」1月15日(木)放送分から
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