おととし和歌山県海南市の商店で店を経営する父親を殺害し店の金を盗んだ罪に問われている男の裁判で、男は起訴内容を一部否認しました。

 起訴状によりますと無職の大道正幸被告(36)は、おととし7月、父親の正富さん(66)が経営する商店から現金約8万円を盗み、ハンマーで正富さんの頭などを複数回殴り、殺害した罪に問われています。

 14日行われた初公判で大道被告は、殺害を認めたうえで「その金を自分のものにするつもりはなかった」などと、起訴内容を一部否認しました。

 弁護側は、「絶対的な存在である父の指示を忠実に守り、休みなく働いていたが父への不満を我慢できずに事件を起こした」などと主張しました。

 一方、検察は「ギャンブルやFX取引で店の金を使い込んでいた大道被告は父親に発覚を免れようと殺害した」などと指摘しました。