岩手県雫石町の市場で子牛の初競りが行われ、2025年より20万円以上高値で取り引きされていました。

14日は雫石町のJA全農いわて中央家畜市場で初市式が開かれ、達増拓也岩手県知事らが鏡割りをして活気ある取り引きを祈願しました。

2026年最初の取り引きには、八幡平市や滝沢市などから284頭が上場され、平均で一頭あたり去年より21万円ほど高く売買されました。
盛岡市の繁殖農家、嵯峨裕紀さんは2人の息子と父親の美紀さんの4人で競りの様子を見つめていました。

(嵯峨裕紀さん)
「家業が農家なので、小さい時から市場を見てもらって、あわよくば継いでもらえればという期待も込めて連れてきています」

(嵯峨偉歩紀さん)
「牛のことをいっぱい見られて嬉しいです」
取引価格が好調にも関わらず、配合飼料の高騰や不安定な相場の影響もあり、全国的に子牛の生産頭数は減少傾向にあります。
2026年4月から12月の間に県内の市場に出荷された子牛は12390頭と、前の年より918頭、およそ7%も減少しました。

嵯峨さんの父親の美紀さんは和牛産地の存続に危機感を抱いています。
(嵯峨美紀さん)
「(繁殖農家は)減っています。1頭2頭の少数頭飼いしている人たちは、高い時期にやめるという。応援してもらうということは買ってもらわなきゃならないし」

好調な取引価格と反比例する出荷頭数。厳しい経営環境が続く中、生産者は持続可能な経営につながる安定した相場を願っていました。














