この「台湾製糖の功労者の絵葉書」にはのちに日本陸軍大将を務めた児玉源太郎を中心に、左には後藤新平、右には新渡戸稲造の肖像が描かれています。
岩手出身の後藤新平、新渡戸稲造がデザインされた貴重な一枚です。

また、こちらは後藤新平の右腕として活躍した宮尾舜治のひ孫である宮尾泰助さんから寄贈された「後藤博士肖像葉書」です。
台湾総督府、帝都復興院で後藤新平とともに活躍した宮尾舜治が大事に保管していたことで、2人が互いに信頼し合い、いきいきと働いていたことがうかがえます。

一番右に「和子様 おんも登へか衛留」の文字

こちらは後藤新平が、妻の和子さんに宛てて移動の船の中から送った絵葉書。
最後に「和子様 おんも登へか衛留」というメッセージがあります。
「おんも登へか衛留(おんもとへかえる)」は「御元へ帰る」(あなたのもとに帰ります)という言葉をあえて違う感じを充てて書いたものです。
ストレートに正しい漢字で書くのではなく、わざと違う漢字を使うことで「その時(会える時)が楽しみだ」と高ぶる気持ちをしのばせているように見えます。