成人の日の12日、岩手県大船渡市では江戸時代から続く伝統の「元服式」が行われ、15歳の中学生が大人の仲間入りをしました。

大船渡市赤崎町の地域の集まり=佐野契約会は、江戸時代末期の1851年(嘉永4年)から15歳の若者を大人として地域に迎え入れる「元服式」を行っています。
176回を数える2026年は、地域の中学生10人のうち5人が式に臨みました。

(式の様子)
「一つ、親孝行はわが子孫のため」

親孝行などを説く心得が読み上げられた後、代表の生徒が入会宣言をして
誓約書に母印を押すと、ぶどうジュースで契りの杯を交わしました。

(佐野心那さん)
「これからは自分ができることを少しずつ増やして、もっと地域に貢
献できるように頑張りたいです」
(佐々木洸斗さん)
「まだ自分にはこれだっていう夢とか目標はないけど、自分の役割を
誰かのために使える大人になりたいです」



元服を果たした5人は、東日本大震災が起きた2011年、0歳か生まれる前で、
2025年発生した大規模山林火災では休校になるなどの影響も受けました。
元服を果たした5人は、東日本大震災と大規模山林火災の2つの災害の経験を胸に
新たな一歩を踏み出しました。