始まりは夜中ににじんだ血

始まりは1998年。横浜に住んでいた時でした。生後3か月の長女がアトピーを発症したのです。夜中、隣で眠る娘が、無意識に顔を掻きむしる。気づくと顔から血が出ていました。

「初めての赤ちゃんで、顔から血が出ているのを見たら…たまらなかったです」

病院で検査をしても、卵や牛乳など一般的なアレルゲンはすべて「ゼロ」。何も出ないのに、目の前にいる苦しそうな娘。櫻木さんを「アトピー」と書かれた本を買い集め、名医と聞けば、病院を訪ね歩きました。