柏崎刈羽原発の再稼働を20日に控えるなか、東京電力の経営陣が9日、新潟県の花角英世知事を訪れ、小林喜光会長は「安全を最優先にして再稼働に向けた準備を進めていく」と述べました。

年始のあいさつのために新潟県庁を訪れたのは、東京電力の小林喜光会長と小早川智明社長ら経営陣。再稼働をめぐり、12月の県議会で地元同意の手続きが完了してから、初めての対面です。

【東京電力 小林喜光会長】
「昨年末には知事にご判断をいただきました安全』を最優先、大前提にしまして、再稼働に向けた準備を進めるよう、執行部を指導していきたい」

20日に原発を再稼働し、来月26日に営業運転の開始を予定している東京電力。

花角知事は「原発の安全性の周知」や、「安全性向上への不断の努力」、「地域との共生」の3つを要望していて、この日も改めてその要望について念を押しました。

【花角 知事】「安全性について県民に丁寧に伝わるように説明していただきたい。再稼働に関する準備作業がこれから進んでいくんでしょうけど、何よりも『安全第一』で、慎重に進めていただきたい」

【東京電力 小早川智明 社長】「しっかりと肝に銘じ、行動と実績で取り組んでいきたい。県民の皆様が不安にならないように、しっかりと情報発信をし、安心していただける状態、不安にならない状態をつくっていきます」

東京電力が信頼回復を強調する中、5日には、静岡県 浜岡原発の再稼働の審査を巡り、

中部電力がデータを不正に操作した疑いが発覚。

原発に影響を与える地震を想定する際に、意図的に地震の揺れを小さく見せていた疑いがあるということです。

【東京電力 小早川智明 社長】「我々としてもこうした事案があるか、ということに関してはございません」

小早川 社長は「規制に対して、誠実かつ真摯に取り組んできた」とし、「東京電力では同様の事案はない」としています。