集中豪雨による被害を防ごうと千葉大学と富山大学、富山県立大学は人工的に雨雲を制御する共同プロジェクトを進めています。その足がかりとなる実証実験が7日に富山県入善町でスタートしました。

入善町の園家山キャンプ場に置かれた雲の量などを観測する装置。7日、この場所でスタートしたのは、雨雲の制御に向けた実証実験。千葉大学と富山大学、県立大学の共同研究です。
富山県立大学・吉見和絃博士
「気候変動の影響とかで雨が増えると言われている中で、それに対して私たちも介入して弱めることができるんじゃないか」「どちらかというと攻めの対策」

雨雲の制御で用いるのは、洋上の雨雲に飛行機からドライアイスを散布し、人工的に雨雲を発達させて日本列島へ上陸前に雨を降らせる「シーディング」という技術です。
これにより、集中豪雨の被害などを防げるとしていて、2050年の実用化を目指しています。
今回の実験では小型のプロペラ機を飛行させ、上空約3000mからドライアイスを散布。陸と空のスタッフ間の連携やドライアイスが気化して雲になるかなどを検証するのが目的です。
散布が始まると、早速変化が。

富山大学・濱田篤准教授
「13時30分くらいにこの上を飛んだ時に、高度2.7~2.5kmあたりに落下していくようなシグナル(がある)」
モニターには雲の濃さを示す赤色の反応が出ていました。ドライアイスが気化して雲になったとみられます。
富山大学・濱田篤准教授
「ドライアイスを散布したことによる何か効果なんだろうと」
記者
「まいたことによる手応えはありそうか」
富山大学・濱田篤准教授
「この図を見る限りは、手ごたえはあったかなと」「ドライアイスをまくことができたということは、お互いにちゃんと通信できましたし、その点については非常に安心した」
陸と空の通信にも異常はありませんでした。
研究チームは、7日から15日までの間に合わせて4日間実験を行い、ドライアイスの気化に再現性があるかなどを検証するとしています。















