コンビニ大手のローソンは、傘下の食品スーパー・成城石井の東京証券取引所への上場申請を取り下げると発表しました。

ローソン傘下の成城石井は今年9月に東京証券取引所への上場を申請していましたが、世界的な景気減速に対する懸念が高まり、投資家の心理が慎重になっていることや為替相場など最近の市場環境を総合的に判断し決定したということです。

成城石井は、首都圏を中心におよそ200店舗を展開する食品スーパーで、ローソンは当初、上場で調達した資金を主力のコンビニ事業に投資するほか、株主還元にあてるとしていました。

ローソンは「引き続き株式上場の選択肢も含め、成城石井の企業価値向上に繋がる最適な資本政策を多面的に検討していく」としています。