高病原性鳥インフルエンザが発生した三沢市の養鶏場で行われている137万羽のニワトリの処分は、自衛隊の派遣によって前倒しされ、2023年1月上旬に完了する見通しです。

鳥インフルエンザが発生した三沢市の養鶏場では、15日午後1時から国内で過去最多となる137万羽の鳥の処分が行われ、16日正午の時点で約7万7000羽が完了して、進ちょく率は6%となりました。
県職員に災害派遣の陸上自衛隊が加わってそれぞれ約60人ずつで作業を進め、人員は当初の想定より2倍に増えています。
処分完了の見通しについて青森県は、このペースでいくと2023年1月中旬から前倒しされ、1月上旬と発表しました。

※青森県農林水産部 成田澄人次長
「今回、自衛隊が入りましたので、これまで約1日殺処分を進めまして、その結果から(処分完了は)1月上旬を見込んでおります。」


現在、発生した養鶏場から半径3キロ以内の農場4か所で、これまでに鳥インフルエンザに感染した鳥がいないか検査が行われていて、県は、17日、結果を発表する予定です。