ミャンマーの軍事政権が主導する総選挙について、JNNの単独インタビューに応じた軍の報道官は「第1段階の投票は成功した」と強調しました。一方、「今の日本との関係は最悪だ」と日本政府への不満も表明しています。
2021年の軍事クーデター以降、初めてとなる総選挙は、今月28日に1回目の投票が行われ、来月下旬まで地域ごとに3回に分けて実施されます。
ミャンマー軍のゾー・ミン・トゥン報道官は29日、JNNの単独取材に応じました。
ミャンマー軍 ゾー・ミン・トゥン報道官
「第1段階の投票率は52.13%でした。有権者の過半数が投票したことから、第1段階の投票は成功したといえる」
ただ、総選挙をめぐっては、民主派政党が排除されたほか、市民が投票を強制されているなどとして、国際社会からは「みせかけの選挙だ」との批判の声が上がっています。これについて報道官は「批判もあるが、問題はない」と述べ、中国やロシアなどが派遣した国際監視団が検証していると強調しました。
今回の総選挙について、日本政府は選挙監視団の派遣を見送っていますが、報道官は「日本国内で起きている総選挙への抗議活動に対し、日本政府は適切に対処していない」と主張。
また、日本がミャンマーに正式な大使を派遣せず、外交レベルを格下げしていることを念頭に、「今の日本との関係は最悪だ」と不満をあらわにしました。
一方、クーデター後に収監され、詳しい消息が分かっていない民主派の指導者のアウン・サン・スー・チー氏については「健康状態は良好だ」としたうえで、「保健省などの専門家チームが医療ケアを行っている」と説明しています。
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