中国の王毅外相は、タイとカンボジアの外相と会談し、両国の停戦合意を歓迎する意向を示しました。

中国外務省によりますと、王毅外相は29日、中国の雲南省でカンボジアのプラク・ソコン外相とタイのシーハサック外相と会談しました。

会談では、▼両国が意思疎通を強化し、停戦合意を進めることや、▼相互信頼を構築することなどで合意。中国としては「人道支援や停戦監視、地雷除去などの面で必要な支援を行う」としています。

これに先立ち、中国政府はカンボジアとタイに特使を派遣するなど、積極的に仲介に乗り出す姿勢を示していました。

今回も両国の外相と会談することで東南アジア地域に影響力を発揮し、存在感をアピールする狙いがあります。

タイとカンボジアは国境地帯で軍事衝突を繰り返していましたが、27日、停戦することで合意していました。