本来は“意思疎通のツール”。自然な外国語を学ぶ魅力とは……

英単語を学習する効果的なタイミングを脳科学で初めて解明したことについて研究チームに参加した東北大学国際文化研究科・鄭嫣婷教授は「試験のためだけに英語を勉強すると苦手意識をもってしまう人も多いが、本来言語は人と人をつなぐ意志疎通のツール。自然な外国語を習得することは、豊かな社会生活にもつながる。脳科学のアプローチから外国語教育を研究することで、外国語を学ぶことの楽しさや大切さも伝えたい」と語りました。

また、今後の研究については「実際の教室環境での長期的な効果や、どんな対話が脳のシンクロを高めるのかを分析し、教師が授業の設計に直接使える知見に発展させていきたい」と話しています。