外国人観光客が多く訪れ、オーバーツーリズム問題が深刻になっている北海道美瑛町で、観光名所「クリスマスツリーの木」の周辺の町道が、12月27日から1か月間の日中、歩行者専用となりました。

歩行者専用に規制されるのは美瑛町の観光名所「クリスマスツリーの木」の周辺と国道237号を結ぶ町道約1.2キロです。

観光名所「クリスマスツリーの木」(27日 北海道美瑛町)

観光客が多く訪れる午前9時から午後4時の間、車両の進入を禁止します。

国道237号側で道路標識の設置を行う警察官と警備員(27日 北海道美瑛町)

町道は片側1車線の生活道路で、周辺には駐車場がないため、観光バスやレンタカーの渋滞や迷惑駐車が多く発生したほか、道路を歩く観光客の事故がいつ起きてもおかしくない状況になっていました。

昨シーズンは駐車禁止規制を行いましたが、今季は違う形でオーバーツーリズム対策を行い、結果を見ながら、今後の対策を考えていくことにしています。

クリスマスツリーの木近くで道路標識の設置を行う警察官

「クリスマスツリーの木」の観光客に対しては、美瑛町観光協会が12月1日から2月末まで(12月31日から1月5日は運休)、美瑛駅から1日3往復のアクセスバスを運行する社会実験を行っています。

観光名所「クリスマスツリーの木」の周辺(27日 北海道美瑛町)