自民・公明両党は防衛費増額の財源を賄うため、法人税、所得税、たばこ税の3つの税の増税を盛り込んだ税制改正大綱を決定しました。増税の開始時期は先送りしましたが、ここ1週間の議論で「未来の増税」が固まりました。
自民・公明両党は来年度の税制改正大綱を決定しました。防衛力の抜本的な強化に必要な財源として、5年後(2027年度)に1兆円あまりを確保するため、法人税、所得税、たばこ税の3つの税を増税するとしています。
▽法人税は4%から4.5%、▽所得税は復興名目の税率1%分を実質的に転用し、▽たばこ税は1本換算で3円引き上げます。ただ、増税の実施時期については「2024年以降の適切な時期」と先送りして、与党内の反対の声に配慮しました。
このほか、来年度の税制改正では、「NISA」の非課税で保有できる限度額を1800万円に拡充して、貯蓄から投資への流れを強化するほか、1年間の総所得が30億円を超えるような超富裕層を対象に3年後から課税を強化することなどが決定しました。
1週間で急遽決まった防衛増税の議論を大学生たちはどう見たのでしょうか。
きのう、大学で行われた学生向けの食料支援。物価高で困る学生たちにカップ麺やパンなどが無償で配られました。
大学2年生 一人暮らし
「前100円で買えたものが130円とかになっている。ちょっときついので嬉しい」
きょう決定した税制改正大綱では、所得税など3つの税の「来年以降の増税」が決まりました。この1週間の議論で「未来の増税」が決まったことについて…
大学4年生
「率直に言ってむかつきます。労働者として、税が上がるというのは一番反対しなきゃいけない」
大学1年生
「それよりもやるべきことが他にあるんじゃないかなって」
大学2年生
「経済面で打撃を受けている人のことをまずはしていくべきなのではないか」
食料支援にボランティアとして参加していた2年生の冨吉さん。塾に加え、今年3月から焼き肉店のアルバイトを掛け持ちするようになったといいます。
大学2年生 冨吉美羽さん
「食費だと(去年と比べて)3000円から4000円ぐらいは月で変わってる」
節約するため外食を減らし、弁当を持って行ったり、交通費を浮かすため一駅分歩くようになったという冨吉さん。
大学2年生 冨吉美羽さん
「自分たちがもっと負担しないといけないっていうのはこれから不安。物価高を優先してほしいなと思います」
1週間で未来の増税を決めた政府・与党に大学生の声は届いていたのでしょうか。
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