警察官や検察官を名乗る人物らからのうその話を信じ、山口県宇部市の女性(60代)が金地金1.6キロ(約3644万円相当)と現金763万円をだまし取られました。
警察によりますと女性は11月13日、検察官を名乗る男から電話で「資金調査のため」などと金の購入を指示されました。
その後、指示どおりに購入した金地金を自宅敷地内に置き、何者かに持ち去られたということです。
また、指定された口座に10回にわたって計763万円を振り込み、だまし取られました。
振り込む金がなくなり、女性が家族に相談したことから事件が発覚しました。
女性は厚労省の職員や大阪府警の警察官を名乗る人物から「個人情報が漏れているので警察に連絡したほうがいい」「逮捕状が出ている」などと繰り返し不安をあおられていたということです。
連絡用に秘匿性の高いメッセージアプリのインストールさせられ、人に話せば逮捕されるなどと口止めもされていました。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、警察官を名乗るものから金を要求された場合は通報してほしいと呼びかけています。














