JR東海の丹羽俊介社長は12月23日、愛知県名古屋市での定例記者会見で、2025年のリニア中央新幹線の静岡工区への対応について「静岡県の専門部会で、6月に水資源の対話に区切りがつき、1つの大きな節目を迎えることができた」と振り返りました。


また、大井川流域の8市2町の首長との意見交換会の開催や、大井川の水資源を利用する地域住民への説明会を初めて開催したことについて「直接、様々な意見や質問をいただき、コミュニケーションをさらに深める有意義な機会になった」と述べました。

一方、今後の対応として、静岡工区の作業基地となる「ヤード」の整備の着手に向けて、自然環境保全協定の締結や、関係法令の手続きを丁寧に調整していきたいと説明し「早期開業のために、静岡工区のトンネル掘削工事に1日でも早く着手したいと考えている。県や静岡市、大井川流域の市町との意見交換を重ね、地域住民の理解を得られるよう真摯に取り組んでいく」と意気込みました。