熊本と鹿児島の男女7人が水俣病の認定を求めている裁判の控訴審が、12月22日に原告側の最後の意見陳述が行われ、結審しました。
この裁判は、水俣病が公式確認された1956年前後に不知火海の沿岸で生まれた原告の7人が、症状などから水俣病の認定を求めているものです。

熊本地裁は2023年3月の判決で原告の訴えを退けました。
12月22日の控訴審で原告7人が最後の意見陳述を行い、「数字に基づく科学的な行政をすべき」「水俣病に対する偏見や差別がひどいことを理解してほしい」などと述べ、「正しい判決を求める」と訴えました。
判決は来年4月23日に言い渡されます。














