安倍政権などで霞が関官僚機構の事実上のトップである事務の官房副長官を務めた杉田和博氏が亡くなったことが分かりました。84歳でした。

杉田氏は1966年に警察庁に入庁し、警備局長などを務めた後、官邸の初代・「内閣情報官」や「内閣危機管理監」を歴任しました。

そして、2012年12月以降、第二次安倍政権、菅政権で官僚トップの内閣官房副長官を歴代最長の8年9か月間にわたり務めました。

在任中は、上皇さまの生前退位に伴う一連の行事を取り仕切ったほか、▼東京オリンピックのコロナ対策の実務や、▼自衛隊によるワクチンの大規模接種の取りまとめをおこないました。