青森県むつ市の中間貯蔵施設に搬入する「使用済み核燃料」について、東京電力ホールディングスは他社からの搬入について検討したい意向を県と市に伝えました。山本市長は、「今すぐに回答はできかねる」と応対しました。

東京電力ホールディングスの小早川智明 社長ら関係者が、むつ市を訪れ、中間貯蔵施設に搬入する使用済み核燃料の5000トンを目指すなかで、事業者間の連携を検討したいと説明しました。

東京電力HD 小早川智明 社長
「(搬入量)5000トンの実現を目指すなかで、他の電力会社にお声がけして、事業者間連携を行うことも含め、検討を進めて参りたいと考えております」

事業者側は7月に搬入量を4000~4500トンとしていて、市が求める5000トンの実現について検討してきました。

山本市長は、「今すぐに回答はできかねる」とした上で新たな課題が示されたと受け止めました。

事業者は、県庁の小谷副知事を訪ね、同様の説明を行いました。